SDLOAD編

1.SDLOADとは
2.必要なもの
3.SDカードの準備
4.コード入力
5.実行方法

1.SDLOADとは
SDLOADとは、PSOloadの作者のCostis氏が、PSOloadに変わる
次世代の自作コード実行方法として公開した自作コード実行環境です。
SDLOADの最大の特徴はPSOを使用しないかわりにプロアクションリプレイ（以下PAR）などの
改造ツールを使用する点。これまでのPSOを使う方法は開発もとのセガが対策すれば
それで終わり、将来性はまったくないがPARならそんなこともありません。
また従来はコードの実行までに数分かかっていたのが、
SDLOADなら早ければ10秒ほどで起動できます。

2.必要なもの
SDLOADを使用するにはいくつか用意するものがあります。

• SDカードアダプタ
• SDカード
• SDカードリーダー/ライター
• PARなどのGC用改造ツール

GCのゲームをバックアップしたい場合は追加で、

• ブロードバンドアダプタ
• LANケーブル

ほとんどのものがゲームショップやパソコンショップなどの
量販店で比較的簡単に手に入れることができます。
しかし肝心のSDカードアダプタだけは店頭での販売はしておらず、
任天堂からのオンライン販売のみとなります(こちら)。
アダプタのみなら1500円(税抜)、16MBのSDカード同梱版なら
3000円（税抜）SDカードで購入可能。腕に自信がある人ならばアダプタを
自作することもできます。

• Amazon: GC用 プロアクションリプレイ

GC用改造ツールは、プロアクションリプレイでも良いですが
Play-Asiaで取り扱っている国内版本体で動くAction Replayがオススメです。

• Play-Asia: Action Replay (Japanese Version)

プロアクションリプレイ(以下PAR)の海外版で、
PARでは削除されてしまったFreeloader機能がついているので
これでもディスクを起動させる事ができます。
PARは約6,000円位しますが、これは約3,000円とほぼ半額、安いです。

3.SDカードの準備
あらかじめ、GameCube Development(こちら) からSDLOADのアーカイブを
ダウンロードし、適当な場所に解凍しておくこと。

最初にSDカードをSDLOAD用にセットアップします。
大きさは何でもいいので用意したSDカード(できれば専用で)を
FAT16でフォーマットします。ウィンドウズの標準の方法でフォーマットすると
うまくいかないので、コマンドラインからフォーマットする。
マイコンピュータからSDカードリーダーのドライブレターを確認した後、
コマンドプロンプトから

format ?: /fs:fat /a:512

と入力する(?の部分にはSDカードリーダーのドライブレターが入る)。
当たり前だがフォーマットするとすべてのデータが消えてしまうので、
大事なデータば別にバックアップするかしておこう。
間違ったドライブを指定するなんてもってのほかです。


※大容量のSDカードを使用している場合はこの方法では
フォーマットがうまく行かない事があります。
その場合はパナソニックのHPからダウンロードできる
SD/SDHCメモリーカード フォーマットソフトウェア(SDFormatter)を
使ってフォーマットしてください。





フォーマットが完了したらそのままSDLOADを解凍したディレクトリに移り
今度は

sdpatch ?:


と入力(?の部分にはSDカードリーダーのドライブレターが入る)。
ここまでできたらSDLOADに同梱されている
『SDLOADER.BIN』、『SDIPDATA.CFG』の2つのファイルを
SDカードにコピーしておきましょう。ファイル名は必ずすべて半角大文字にすること。
これでSDカードの準備は完了です。

4.コード入力
次にPARに、SDLOAD起動用のコードを入力します。
コードの一覧からニューゲームでSDLOADを追加し次のコードを入力しよう。
膨大な量なのでたいへんですが、一度入力してしまえば
もう入力することはないので気合でがんばれ！。

5.実行方法
ここまでこればあとは簡単。
先ほど準備したSDカードに実行したいdolファイルをいれ、
SDカードアダプタにSDカードをセット、GCの電源を入れる前にスロットAに挿しておく。
次にPARを起動しメニューから 秘技コード → SDLOAD を選択。
コードをONにし、ディスク入れ替え画面でPARのディスクから
別の適当なゲームディスクに入れ替えよう。
ゲームが起動せずにSDLOADの画面が出れば成功。
十字キーの上下で実行したいdolファイルを選択、Aボタンを押せば実行できる。

もし黒い画面からかわらないようならどこか間違えているので
もう一度やり直そう。


なお、リッパーなどBBAを使用するようなプログラムを実行する場合は、
SDカードに書き込んだ『SDIPDATA.CFG』をメモ帳などで開いて
IPアドレスを環境にあったものに変更しておく必要がある。

戻る