3.自作プログラムの実行
今度は実際に自作プログラムを実行してみましょう。
※ここに書かれているようなプログラム実行を試すと
オンラインにおけるセガとの利用契約を破棄することになるおそれがあります。
これに使用したPSOをオンラインにつなげることは避けてください。
GC上で自作プログラムを実行できるようにするソフトは、
・PSO Loader
・PSUL
の2種類があります。
PSULもPSO Loaderも、どちらも同等の機能が付いているのでどちらを使ってもいい、
・・・と、いいたい所なのですが、残念ながらPSULのほうは日本版のPSOに
きちんと対応していないようで、ほとんどの機能を使用することができません。
ですので、ここではPSO Loaderを使用することにします。
参考:
バージョン対応表
V1.0 | V1.1 | PLUS | PLUS V1.1 | EP3 | |
PSUL 1.0 | × | × | × | × | × |
PSUL 1.1 | × | ○ | × | × | × |
PSUL 1.1b | ○ | ○ | × | × | × |
PSOLoad 1.1 | ○ | ○ | × | × | × |
PSOLoad 2.0a | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
・やり方
まず、PCとGCとをLANケーブルでつなげます。
次にPSOを起動、メニュー画面にしておいたら、
PCで、先ほどダウンロードしたPSO Loaderを実行します。
PSO Loaderにパスの通ったディレクトリでコマンドプロンプトから
psoload GC実行ファイル
のように実行してください。
たとえば、実行したいファイルが「testdemo2.dol」の場合、
psoload testdemo2.dol
となります。
※注意
もしPSO EP3を使用していて、つながらない場合は、さらに-iオプションを追加して、
別に追加したIPを指定してみて下さい。
例:psoload -i192.168.0.100 testdemo2.dol
実行すると接続を待っている状態になるので、このまま、
PSOのメニューからオンラインゲームに接続してください。
すると、この画面からゲームが進まなくなります。
このときPCでは、PSO LoaderがGCにプログラムを転送しています。
転送が完了すれば、無改造のゲームキューブ上で自作プログラムが実行できます。
※もし接続に失敗する場合は、ウィンドウズやウィルス駆除ソフトの
ファイアーウォール機能をOFFにしてみて下さい。
海外のページにあったテトリスを動かしてみました。
スピードが速いうえ、操作がしにくいですがちゃんと動きます。
ところで、毎回毎回ナンバーを入れろ!とでてきていちいち入力するのが
面倒だとと思いますか、PSO Loaderを「-s」オプションを付けて起動しておけば
メモリーカードに設定が保存され、以降入力の手間が省けます。
さて、なぜこのようにして自作プログラムを実行できるのでしょうか?
詳しくはわかりませんが、
PSOはネットワークを通じて、サーバからアップデータや
追加データなどをダウンロードします。
PSO Loaderなどはこの機能を利用して、サーバになりすまし
自作プログラムを実行させるわけです。