4.TGCファイルの展開

N64エミュが含まれるゲームは、ゼルダの伝説 時のオカリナGCとゼルダコレクションと
2つありますが、ここでは比較的入手のしやすいと思われるゼルダコレクションを中心に説明していきます。



吸い出したゼルダコレクションのディスクイメージを、GCEやGCMsplitなど、
イメージからファイルを展開できるソフトを使用すると、たくさんのファイルが出てきますが
この中には、ゼルダの伝説時のオカリナ(以下、時のオカリナ)などのN64ロムらしき
ファイルはでてきません。

これらN64のエミュレーター関連のファイルなど一部のファイルは、
拡張子が「*.tgc」というファイルにパックされており、
ゼルダコレクションなら
『120903_zelda.tgc』、『120903_majora.tgc』の2つ
時のオカリナGCなら
『zlj_f.tgc』、

に、それぞれN64エミュレーター関連のファイルが入っています。







そのためこのファイルを展開する必要があるのですが・・・
残念ながらネット探しても展開ツールがありません。

というわけで、専用の展開ツールを自作してみました。
TGC Extractor Ver 0.06のダウンロード

※古いバージョン
TGC Extractor Ver 0.05


使い方は、コマンドプロンプト(プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプトから起動。)を起動し、
tgce tgcファイル名
と実行するだけです。


展開されたファイルはカレントディレクトリに出力されるので
注意して下さい。


※コマンドプロンプトって何?って人が多いかと思われのでいっときますが、
簡単に言うと、コマンドプロンプトとは文字ベースでWindowsを操作する環境です。
ネットで調べれば解説ページがすぐ見つかりますので、一度見ておくことをオススメします。
覚えておいて損はありません。




実行例:tgce 120903_majora.tgc




こんな感じにファイルが出力されていれば成功です。
この中のrootフォルダにファイルが展開されているのですが、中を見てみると・・・




予想通りN64ロム発見!
Project64を使って動かしてみるとバッチリ動いちゃいました。




時のオカリナGCより裏ゼルダ



とりあえずファイルの展開はこんな感じです。
次はこの展開されたファイルを利用してGCでN64を動かせるようにしましょう!




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