外部拡張端子の増設
今でとなっては改造ツールといえば、CD型のものが一般的となっていますが、
まだプレステ(2じゃない)が主流だった頃は、プレステの背面にある
外部拡張(パラレルIO)端子に接続するタイプの改造ツールが主流でした。
しかし、'99年6月に発売されたSCPH-9000以降のプレステからは、
この外部拡張端子がなくなり、これに接続するタイプの改造ツールが
使えなくなってしまったことから、以後改造ツールは背面接続タイプから
CD型へとシフトしていった・・・、
というのは、昔から改造コードを扱ってきた人なら周知のこと。
しかし、なくなったんならもう一度付け足せばいい!ということで
SCPH-9000発売の数ヵ月後のゲームラボ('99年 10月号)では、
外部拡張端子を増設する方法を掲載。この記事は反響を呼び、
増設キットという専用のパーツまで作られたほど。
また、ExGAME Vol.6ではPSone(SCPH-100)の改造方法も掲載されています。
そんな出来事から、はや5年・・・。
いまさらですがやってみたいなーと思い立ったので
実際に私も挑戦して見ました。
・SCPH-9000
まずはこのSCPH-9000のプレステを用意しなければ、話は始まらない。
でも、わざわざこれのために高い金払うのも忍びない・・・。
つーわけで、近所のゲームショップを走り回って最安値を探し購入。
ケーブルなど付いて約2000円ナリ。地方ではこれが限界(泣 。
うむたしかに9000番。端子がない。
動作チェックも簡単に済ませ、開けたら
ピックアップとシールドをとる。
専用の部品(もう売ってないだろうなぁ)を取り付け(省略)て完成。
えっ!?説明になってない?
どうせ誰もやらないでしょ?(ぉ、
このパーツも、売ってないだろうしねぇ
というわけで拡張端子の増設完了。
PAR3をつなげてみるとちゃんと動作しました。
んで、早速おめあてであるBIOSのほうですが、
・・・うぅぅ・・・・、SCPH-7000と同じでした(泣。
チクショー意味ねぇー!。
そういうわけでSCPH-7000、7500、9000までBIOSは変更されていないようです。
というわけで続く・・・
・PSone(SCPH-100)
つづき。
お次はもちろん、PSone。
今回はさすがに安いものが見つからなかったので
約4000円ぐらいしちゃいました。
こっちは前回と違って、市販の増設キットは存在しません。
ExGAME Vol.6の記事を参考に、すべて手作業で半田付けしていきます。
・配線開始
一番の肝となるのはIC102への配線。
隣同士くっつかないようにぐるりと一周するように半田付けしていきます。
そして、IC103の76、98、100ピンにそれぞれ配線。
半田付けしやすいランドがあるとかかれていますが、かなり細かい位置にあり、
取れやすいです。気をつけましょう。あとは+7.5VはACアダプタ、+3.5Vは、
記事中では不明となっていますが、ピックアップレンズのケーブルの2ピン(※注)が
それのようです。※注:ちゃんと調べてません、自己責任で
PAR側の接続端子ですが、記事中ではPSoneに内蔵するためにPARに
直接配線していましたが、今回の目的はBIOSを吸い出すことなので、
ジャンクPSから切り取った端子に配線していくようにしました。
裏からプスプスさしていけばいいので、端子だけ切り取ってやるよりも簡単です。
こんな感じで配線完了。
さっそくPARを繋げてみても起動せず。。。
あれ?
調べてみると、どうやらPAR端子への半田付けが甘かったもよう。
引っ張ったら取れてしまうものが数本ありました。
付け直したらPARが見事起動。
早速、PSoneのBIOSを吸い出してみました。
やった!成功だよ!
ジャンクPSを2台つぶしてしまいましたが
大成功です。