Wiiを吸い出す




Wiiが発売されて2ヶ月が過ぎました。
GCと同様、DVDをカスタマイズした独自のディスクを採用しているため
イメージを作成するにはWii本体で自作プログラムが動作できるようにならなければ・・・
と思われていたのですが、

なんと
パソコンのドライブでイメージを読み出す事ができる
ツールが登場しました。


対応しているのが一部のドライブになりますが
これを使えば、WiiやGCのディスクもパソコンで吸い出すことができます。

それでは、吸い出す手順について簡単に説明していきます。


この方法は各自の責任で行ってください。
どんなことがあっても私は一切責任を負いません。

吸い出したイメージのすべて、またはその一部でも、販売、配布、
インターネットを通じて不特定多数の人間に配布する行為は

著作権法違反
となりますので
絶対に行わないで下さい。




1.必要なもの
Wii/GCディスクの吸出しに使うソフトとしてRawDump 2.0というソフトを使います。

このプログラムを実行するには、別途.NETフレームワーク2.0が必要なので、
インストールしていない人は下記からダウンロードしインストールしてください。



また、吸い出しに対応しているドライブを用意する必要があります。
一般にすぐ入手できるドライブには未対応で、対応ドライブは日立LG製の
一部のドライブのみです。現在、動作の確認が取れているのは以下のドライブです。

※2008/1/27現在
吸い出し可:
GDR-8164B
GDR-8162B(要ファーム更新)
GDR-8082N
GCC-4243N

吸い出し不可:
GSA-H10A
GSA-H21L
GSA-H42N
GSA-4040B
GCC-4480B

対応が確認されているドライブはあまりないので
一番入手しやすいGDR-8164Bを用意することをオススメします。


ドライブはIDE接続でパソコンに内蔵することを推奨しますが、
IDE-USB変換ケーブルを使いUSB接続する事も可能です。
好きな接続方法を選んでください。




2.吸い出し
GDR-8164Bなどの対応ドライブに吸い出したいディスクを挿入し、RawDumpを起動。
ドライブ一覧からドライブを選択した後、「Start Dump」のボタンを押せば
ディスクイメージの吸い出しが開始されます。
RawDumpで吸い出し中・・・


あとは、Wiiディスクなら3時間、GCディスクなら50分程度で
吸い出す事ができます。
なお、吸い出すイメージの大きさは
かならずWiiで4.37GB、GCで1.35GBあるので
HDDの空き容量に注意してください。


吸い出し終了後、RawDumpのあるディレクトリに
ゲーム名.isoという巨大なファイルができていれば
吸い出し完了です。





※認識しないディスクについて

ディスクによってはドライブがディスクを認識してくれず
吸い出しできないディスクがあると思います。
たとえばGC用プロアクションリプレイのディスクは
GDR-8164BやGDR-8162Bでは認識してくれません。

そういう場合でも強制的にディスクを認識させる
方法があるので紹介します。

※認識させるだけであり、吸い出しが
できるようになるというわけではありません。



1)まずドライブのねじをはずし、カバーを外せる状態にし、
そのままIDEケーブルをパソコンの外に出すなり、IDE-USB変換機を使って
パソコンの外でドライブを接続します。
また、下記のサイトからwxStop-1.0.rarをダウンロードし、
適当なところに解凍しておきます。

2)認識しないディスクと同じ大きさで、ドライブで認識されるディスクを
ドライブに挿入します。


3)ディスクが回転しだし認識されたらwxStopを起動し、
ドライブ一覧からドライブを選択し、Stopボタンを押します。
wxswap.jpg


4)ドライブの中のディスクの回転が止まったらドライブのカバーを外し、
中のディスクを認識しないディスクに取り替えます。
disc.jpg


5)カバーを元に戻し、wxStopのSpinボタンを押すと
ディスクがまた回転しだすので、あとはこのまま
RawDumpなどを使って吸い出しを始めればOKです。




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