Wii exploitをビルドできる環境を構築する

Wiiで自作プログラムを実行するのに必要な、
Wii exploitを利用したTwilight Hack、Indiana Pwns。
ソースコードが公開されているので自分でコンパイルすることが
出来るのですが、一般的にWii開発環境として利用されるDevkitProでは
コンパイルすることは出来ません。
別途、専用のコンパイラを用意する必要があります。
ここではその導入方法を簡単に説明します。


■1.予めcygwinをインストール。
patchとかdiffとかコンパイルに必要そうなパッケージもインストール
110220_01.jpg
■2.下記のサイトからbootmii-utilsをダウンロードし
C:wiiなどの適当なディレクトリに解凍

110220_02.jpg
■3.開発環境をインストールするディレクトリを作成。
ここでは例として C:\devkitPro\wiidev とする。
■4.C:\wiibootmii-utils-e1dade6\buildtoolchainにあるbuildit.shを
テキストエディタで開き、「export PATH=$WIIDEV/bin:$PATH」の前に
「WIIDEV=/cygdrive/c/devkitPro/wiidev」を追加

case `uname -s` in
*BSD*)
MAKE=gmake
;;
*)
MAKE=make
esac
WIIDEV=/cygdrive/c/devkitPro/wiidev
export PATH=$WIIDEV/bin:$PATH
die() {
echo $@
exit 1
}

■5.cygwinからC:/wii/bootmii-utils-e1dade6/buildtoolchainに移動し

./buildit.sh both

と入力し処理が終わるのを待つ
■6.エラーが出ずに終了すれば完了

もし画面に「[main] sh 171936 fork: child -1 – CreateProcessW failed for ‘C:cygwinbinsh.exe’, errno 11」

などと出るようなら一度パソコンを再起動して

./buildit.sh ppc
./buildit.sh arm

と別々に入力してみるか、シェルスクリプトの内容を
1つずつ入力していってエラーがなく終了するまでがんばる
■7.インストール先のディレクトリに
「armeb-eabi~」とか「powerpc-elf~」という
実行ファイルがたくさん出来ているはず
110220_04.jpg
ここまで出来たらすぐにWii exploitがコンパイルできる…訳ではなく
これとは別にSegher’s (public) Wii toolsというツール群を用意する必要があります。
次回はSegher’s (public) Wii toolsの導入方法を
説明しますのでお楽しみに。

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