Polymega買った

Polymegaを入手し国内のN64タイトルを全部インストールしてみました。

Polymega(ポリメガ)はCDドライブを搭載し、PS1、SSなどのCDメディアのゲームや、モジュールを交換することでNES、SFC、N64など各種ハードのカートリッジ対応する互換ハードです。生産量が少ないうえに予約したのに何年も発送が行われなかったため幻のハードといわれていたこともありますがここ最近はタイミングが合えば比較的すぐ入手できるようになっています。
Polymega
https://polymega.com/

発表直後は全く興味がなかったのですがN64への対応が発表され、運よくN64対応のモジュールを購入できたので本体である「ベースユニット」も購入してみました(ほんとはベースユニット必要なの知らずにN64モジュールだけ買ったのであとからベースユニット買った)。公式サイトの直販からも購入できますが国内代理店のWorld Game Expressなら2024年3月中旬発送予定で現在予約受付中です。

POLYMEGA ポリメガ – World Game Express
https://worldgameexpress.myshopify.com/collections/polymega%E7%89%B9%E9%9B%86

PS1などCDのからのインストールはまあまあな時間がかかりますがN64についてはかかっても10数秒でインストールできるので国内のN64ソフト別バージョン含めて約3日をかけてインストールしました。流石にゴエモンなどの登録されないゲームは認識されなかったのとポケモンスタジアム金銀とトップギアラリーだけ認識が変になっていた以外ほぼすべてのゲームがすんなり認識されました。動作まではほとんど確認していませんがデータベースもゲームの簡単な紹介やスクリーンショットも載せてあり、かなりしっかりしています。

今回インストールのためにN64カートリッジを引っ張り出してきましたが、ダブりも含めて総数400本くらいありました。ポケモンスナップについては40本以上ありました。

ポケモンスナップV1.1を見つけるために、刻印が隠れてわからないやつも数撃ちゃ当たる戦法で事あることに購入していますがこれだけ買っても見つからないので
・販売されてない
・メーカー修理交換用
・店頭用サンプル
・シール印刷用の器械に付属
とかで一般流通してないのではないかと思います。

当時のシール印刷用の機械なんてのこっていないのだろうか…

64DD Dump Tool v1.0-beta5 リリース

64DDの吸出しツール「64DD Dump Tool v1.0-beta5」が更新、公開されました。

64DD Dump Tool
https://github.com/LuigiBlood/64dddump

使用するライブラリが更新された関係でexFATに対応、SummerCart64と呼ばれるオープンソースのフラッシュカートに対応しました。また従来から64DDの使用時はメモリー拡張パックが必須とされてきましたがこのソフトに限っては必要ではないことが確認されました。

N64Digital再販予告、アナログRGB出力機能搭載は最後のロット

3度目のN64Digitalの販売が予告されました。

「this Friday (10th) at 1PM ET」なので日本時間だと3月11日(土)のAM3時になります。
使用しているDACが廃盤になるためアナログRGB出力機能があるのはこのロットまでとなります。

「64HD」発表、もうすぐ予約開始

UltraHDMIやN64DigitalのようなN64をHDMI出力化&高画質化してくれるキットに新たに「64HD」というものが追加されそうです。

予約開始が12/13、自分で組み立てるキットが$109.99という情報のみで組み立て済みがいくらか、どんな機能を有しているのかはまだ発表がないため続報がまたれるところです。

2022/12/13
12/16に延期になりました

64DD Dump Tool v1.0-beta3 リリース

64DDの吸出しツール「64DD Dump Tool v1.0-beta3」が更新、公開されました。

64DD Dump Tool
https://github.com/LuigiBlood/64dddump

このバージョンでスキップダンプ時に発生していた不具合が修正されF-ZERO X エクスパンションキット等が正しく吸い出しできるようになりました。もし過去のバージョンで吸い出しをしていた場合はv1.0-beta3で吸い出しし直すことを推奨します。

また、マルチシステムエミュレーター「ares」で64DDのサポートが追加されました。Nightly Build版で64DDが動作することを確認しています。

Everdrive対応の64DDダンプツール開発中

N64の下に取り付ける、64DD。そのディスクを吸い出すには「64DD Disk Dumper」というソフトを「64drive」という現在入手困難なハード上で動かすことが必要で、試すことができるユーザーは極端に少ないと思います。

そんな状況の中で64DD Disk Dumperの作者が不具合修正やEverDrive64にも対応すべく、新たに開発を始めたのが「64DD Dump Tool」です。

64DD Dump Tool
https://github.com/LuigiBlood/64dddump

64DD Dump Toolは、「64DD Disk Dumper」が64drive専用だったのに対し、EverDrive64にも対応。64DDのディスクの吸い出し以外にもIPLロム、H8コントローラーロム、EEPROM、64DDレジスタ情報を吸い出しできるようになりました。

また「64DD Disk Dumper」は吸い出しに不具合があったらしく、ディスクを正しく吸い出しできるように修正されています。過去に吸い出しをしたことがある方は明らかにデータが違ってるのでこのツールを使ってもう一度吸い出しなおしたほうがいいかもしれません。

現在はまだベータ版扱いで必ずCRC算出するために吸い出しに時間がかかりますが64driveとEverDrive64 x7で動作することを確認しています。

64driveがなく試すことができなかった人はぜひディスク吸い出しにチャレンジしてみてください。

N64 PIFROMをダンプする

N64本体にはPIFROMやPIF Boot ROMと呼ばれる起動時にカートリッジ等のプログラムより前に実行され初期化等をするプログラムがあります。

CEN64やLarper64など一部のエミュではこれをダンプしたファイルが必要なのですが、自前でダンプするにはヒントはあるものの簡単にできる方法が公開されていませんでした。

続きを読む N64 PIFROMをダンプする

N64ポケモンスナップのプリントサービス

1999年に発売されたN64のポケモンスナップ。
野生のポケモンの様子を写真に収め集めていくゲームで、当時コンビニのローソンにポケモンスナップのカセットを持っていき、数週間ほど預けるとゲーム内のギャラリーに登録した写真をプリクラ風のシールにプリントしてくれるサービスを行っていました。

アメリカでも同じようなサービスが実施されており、日本とは違いスナップステーションと呼ばれる専用の端末がブロックバスターというレンタルチェーン店の店頭に設置され、ユーザーが持ち込んだカセットをスナップステーションで操作してプリントしたい写真を選択、その場でプリントすることができました。

おそらく日本でもスナップステーションと同じようなシステムでプリントを行っていたと思われますが詳しい情報がないためアメリカではどうだったのか、「Pokemon Snap Station 」の中身がどうなっていたのか調べてみると

  • Nick’s Pokemon Fan Site: Pokemon Snap Station
  • Using Pokemon Snap Station For First Time In 20 Years!
  • ざっくり説明すると、コントローラーの4Pコネクタに専用のハードを接続しているとギャラリーの写真表示モードになり、その表示画面をキャプチャボードで取り込み、プリンターで印刷する、というアナログなシステムだったようです。

    この4Pコネクタに接続する専用ハードについて何か情報がないか調べると、まさしくこれを解析している情報がありました。

  • Reversing the Pokémon Snap Station without a Snap Station
  • 上記サイトでは解析の内容とProject64に実装したforkや実機で使用できるFPGAなどが公開されています。日本語版ポケモンスナップではギャラリーからプリントできる機能はもともと存在せず、起動時にスナップステーションが接続されていればプリントモードになりました。


    ※追記
    A-ONEの写真シール(品 番29621)に印刷するとそれっぽくなる
    https://www.a-one.co.jp/product/search/detail.php?id=29621

    iQue Playerをハックする

    以前にiQue Playerを入手したさいに少し触っただけでほったらかしにしていましたが、2018年ごろにiQue Playerがハックされ一時話題になったのを思い出し、「そういやN64のローカライズされたロムが入っているんだったなぁ」と思い立って実際にやってみることにしました。

    続きを読む iQue Playerをハックする

    N64カートリッジ型ミュージックアルバム発売

    ドイツのミュージシャンであるRemute氏がN64カートリッジ型ミュージックアルバムを発表しました。CDやレコード盤ではなく、本当にN64本体で動くN64カートリッジのようです。

    R64 | Remute

    Remute氏は過去にもメガドライブ、SNES、PCエンジン、ゲームボーイで同様のカートリッジ型ミュージックアルバムを発売した実績があり、今回3部作の第1弾としてN64カートリッジ型のミュージックアルバム「R64」を発売、2022年後半に第2、3弾のゲームボーイアドバンス「Unity」、ドリームキャスト「Generations」が予定されています。また過去に発売した SNES、メガドライブ向けの「The Cult Of Remute」、「Technoptimistic」の再販も。

    カートリッジはMP3プレイヤーを内蔵してSDカードのファイルを再生しているのではなく、Remute氏の他のカートリッジアルバムと同様に、サウンドはリアルタイムで生成、再生され、8メガバイトという小さなサイズで実現されています。開発にはNintendo64開発の天才Rasky氏に協力を依頼、サウンドエンジンとプレイヤーGUIを担当しただけでなく、Remuteの音楽に合わせて驚くほどトリップ感のある3Dエクスペリエンスを構築することに成功。聞いてみな飛ぶぞ

    カートリッジのみの通常版と、7インチアナログレコードがついてくる100セット限定のプラスエディションの2種類で、2022年3月25日頃に発送予定です。